おすすめweb小説紹介サイトラノプロ『イメージ(妄想力)で異世界を駆け抜ける――小説家になろう』
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《作品タイトル》
《作品情報》
作者“時雨”
あらすじ
気づくとレイは森の中に空いた広場で寝ていた。
レイはなぜ森の中にいるのかを最後の記憶をたどるがそこで自分に関する記憶だけが無いことを知る。いまレイの記憶にあるのは記憶を失う前にレイが溜め込んだ地球での知識でそれをもって今の状況を確認するがふとした瞬間ステータスが現れ異世界だと知る。
ジャンル
ハイファンタジー〔ファンタジー〕 |
キーワード
R15 残酷な描写あり 異世界転移 オリジナル戦記 冒険 ハーレム チート 魔法 主人公いずれ最強 |
掲載日
2018年 02月17日 12時08分
《第一話特別掲載》
「う、んー……あれ?」
目が覚めると俺は森の中に出来た少し広くできた広場で寝ていた。
俺は何故こんなところにいるのかを考えていたら俺は今までの自分に関するほとんどの記憶がないのに気づいた。
今の俺にある記憶は地球という世界の知識、そして、自分の名前の一部だけで他の記憶は地球で学んだと思われる知識だけだ。
俺はまず、地球の知識を使いなぜこんな所にいるかを考え、三つの予想を立てた。
「一つ目、何者かによって誘拐され、記憶をなくす薬を飲まされた。だけどこれは多分ないな、俺は誘拐されることをしたのかは分からないけど誘拐されたとしても森の中に俺を置く必要性が全くと言っていいほどないもんな」
「そして二つ目、夢の中である可能性だけど……俺は寝た記憶がないし、まず、記憶自体がないから却下だ」
「最後に三つ目だが……とある知識にあった話でここは異世界とか?まぁそれならどこかその辺に魔物とかいう化け物とか歩いてるはずだ……」
俺はそこまで言いかけると目の前の森の中を歩いている緑色の太った人間のようなものを見てしまった。
そして、森の奥に入って行くのを見て、俺は固まってしまった。
「これは俺が都合のいいように見ているだけの夢だ。いや、そもそもなんで都合の良い夢であんなバケモノが歩いてんだよ。まぁここが本当に異世界かどうかはまだ分かんないし、てか、異世界ならステータスとかあっても……って、え?」
途中から動き始めた俺は、何故かステータスと考えていた所にちょうど青白く光っているガラス版が空中に浮かんでいるものに唖然とした。
「す、ステータス?」
そこに書かれていたのはいかにも自分のステータスと思わざるを得ない内容だった。
─────────────────
名前 レイ(15)
種族 人族
Lv. 1
HP 100
MP 2000
STR 10
VIT 10
DEX 10
AGI 10
INT 10
MND 10
LUK 100
スキル
イメージ
称号
異世界人・迷い人
─────────────────
「あー、ほんとにステータス出ちゃったしこれはもう異世界とした考えられないか……」
そんなさっきまでは異世界だったら嫌だなーなんて思っていたのがなぜだかここに来てこの先のことが楽しみで楽しみで仕方なくなってきた。
「ふぅー多分あれだな、記憶失う前の俺は異世界にとても憧れていたんだろう、だけどあのゴブリンかな? まぁそれを見た時はまだ頭がついて行ってなくて今やっとついてきたってとこかな? だから今こんなにワクワクしているんだろう」
まぁ、それならそれでいいけどまずはステータスの確認からだろ。
そうしてステータスを見て、ふと触れるかどうかが気になったので触ろうとした結果、ステータスに触れることができ、詳細が見れるようになった。
そして、ステータスを調べまくった結果がこうなった。
Lv. ……その生命体が持つ魂の強さ。魂が強くなるほど身体も強くなる。
HP……生命力、ゼロになると死ぬ。
MP……魔力、ゼロに近づくとだるくなってくる。ゼロになると気絶し、ゼロを過ぎると死ぬ。
STR……物理攻撃力の強さ
VIT……物理防御力の強さ
DEX……器用さ
AGI……敏捷性
INT……魔法の攻撃力があがる。
MND……精神力、魔法の防御力があがる
LUK……運(最大100)
これを見て俺は思わずステータスに叫んでしまった。
「運最大ならなんで俺は森の中にいるんだよ!? 運最大ならどっか街に近い平原とかにしろよ!? 運仕事しろ! 」
その叫びは予想以上に大きかったようで響いてたが、これが後に俺の命を危険に晒すなんて思いもしなかった。
俺は運のステータスを見て暫く固まった後、イメージとかいう俺のたった一つのスキルを確かめてみるとすることにしてステータスのイメージの項目を押した。
イメージ ☆6
自分がイメージしたことを具現化や事象化できるようになり、イメージにより攻撃力などを調節できる。ただし、細かい調節ほど魔力を使う。また、イメージを発動する際に名前を付けると今後イメージしやすい。
俺はこれを見て思ったことがある。
☆6ってどのくらいのレア度か全くって言っていいほど分かんないな。
そう、俺はイメージのスキルが☆6なんて上限の☆がどのくらいか分かんない状況で知ったってへーとしか思わないのだ。
まぁ多分☆10なんだろうけどな。
いや、でもイメージのスキルが結構強なったことを考えると☆10のスキルってどのくらい強いんだ? と考えるレイであった。
それよりも俺はイメージを使ってみることにし、とりあえず火の玉を作ってみることにした。
なぜ、火の玉かと言うとあれだ。異世界に来たからには魔法を使ってみたいじゃないか! まぁイメージで出る火の玉って魔法と同じものかわかんないけどまぁ気にしない。
そんな感じで必死に火の玉をイメージして見ると自分の目の前に人魂みたいなのが浮かんでいた。
いや、あれだな。火の玉って思い浮かべたら何故か人魂が出てきたんだよ。それも青白くてゆらゆら揺れてる。俺は丸っこい轟々と燃える太陽みたいなものをイメージ使用としてたんだけど火の玉ってイメージしたら最初にこれが出てきたんだよ。
そんなことを思い今度は太陽を小さくしたものを思い浮かべたら青白い人魂が今度は赤く轟々と燃える小さな太陽のようなものが浮かんでいた。
俺は火の玉をファイヤーボールと呼ぶことにしそれを飛ばせるかイメージし、森の中に飛ばした。
ズドーンッ!
木々にぶつかり盛大な爆発をしたファイヤーボールを見て俺は思ってしまったことがある。
これは森の中で放つような魔法じゃないと。
ファイヤーボールを飛ばした後は木々が吹き飛び、また木はやき焦げ、周りの枯葉に燃え移っていたのだ。
俺は急いで消防車のホースから水を出すイメージをし、水を消した。
俺はその後何とか火を消せたことに安堵しているとファイヤーボールを打った方向に、なにやら先ほど見たゴブリンらしきものを五体見つけてしまったのであった。
《感想》
それに加えて、作者様の語彙力が突出して高かったので飽きることなく読み進められました。