おすすめウェブ小説紹介サイトラノプロ『転生者ヨ 其ノ終末二 絶望セヨ――小説家になろう』

《作品タイトル》

転生者ヨ 其ノ終末二 絶望セヨ

《作品情報》

作者“オルタ

作者のマイページ

作者のツイッター

 

 

あらすじ

「え、なに、『コヨーテ』について知りたい?
そりゃあ、転生者をさらったり、殺したりしてるイカれサイコ野郎だよ。
テレビ点ければ好きなだけ見られるだろ。チャバネゴキブリ並には皆から愛されてる。
え、そういうことを聞きたいんじゃない?
こっちだって好きでおたくとお喋りしてる訳じゃない。
それともなに、おたく、新聞読むのにも金を払わないクチ?

そうそう、分かってんじゃん、まいど。
……チッ、シケてんな。
(溜め息)。で、何が知りたい?
コヨーテが転生者狩りをしている理由?
そんなんでいいの?
まあ良いや。
コヨーテ、奴は神詰プラント暴走事故の犠牲者の一人らしい。
あの事故、どうも意図的に起こされたって話も聞く。
事故を起こした張本人は、転生者なんだって。
で、コヨーテは復讐の為に、その転生者を探してるんだと。
転生施術だってベラボウな費用がかかる。誰でも転生できるワケじゃない。
そう。だから、金持ちの横のつながりで情報を集める為に、他の転生者もヤって回ってるってことだろう。
ははッ、いまどき人生棒に振って復讐とか! 寒いよな! おまんま食うにも精一杯のご時世にさ!

……なに? コヨーテの居場所を知ってるか、だって?
ええ? 旦那がコヨーテを倒す?
奴の動機なんて俺には関係ない?
ははッ、こっちはお熱いことで。
ヒーローみたい。ちょっとサインしてよ、プレミアつくかも。

ところでヒーロー見込みさん。
今、おたくの目の前でベラベラ話してる奴、いったい何処のどいつだと思う?」

ジャンル

ローファンタジー〔ファンタジー〕

キーワード

R15 残酷な描写あり  伝奇 ディストピア 転生者狩り ノワール 妖怪 触手 ゴア注意 セクシャル表現有注意

掲載日  

2018年 05月05日 16時28分

《第一話特別掲載》

 

 夕闇かき消すスポットライト。

 つんざく光に、俺と奴とが照らされる。

 転生者である俺、東雲桜真と。

 転生者狩りのコヨーテ。

 コヨーテの凶弾によって、俺の仲間達は垂れた影と共に伏していた。

 コヨーテーー異国の先住民族が崇拝していたとされる、犬とも狼といえぬ神の使い。

 眼前の転生者狩りもまた、犬を模したような鼻の高いガスマスクで顔を覆い隠している。そのマスクに描かれた、歯を剥きだしにして笑うグラフティ落書き。ライトを反射してギラギラつんざく。

 暗がりに潜むモノのように朱く光る瞳。それは終末の卵の黄身にも似た――

 こいつは本当に人間か。

 それとも――。

 コヨーテは、銃らしきものの射出口をこちらへ向けてきた。

「怪物め!」

「Wo-wo-wo! 御宅ガ、余所に怪物などト、言えタ義理カぁ?」

 俺の言葉に、コヨーテが嘲笑うように応える。変成器で常に編集された声は、野太い男とも、若い女とも聞き取れない。

「黙れ!」

 コヨーテは、おどけて肩をすくめた。

 世間に混乱を、転生者には破滅をもたらす反乱分子、転生者狩り。

 秩序を壊し続けるヴィラン、コヨーテ。

 恐れる訳にはいかない、いや、恐れるハズがない。

 相手は小柄だ。あの銃器だって、この転生者の肉体においては、致命打にはなり得ない。

 だが、コヨーテの脅威は別にあることを知っている。

 俺は得物を構えた。緊張感で心が絞られ、その余剰が脂汗となって背中から吹き出す。

 転生者となった俺の、初の受難となることを予期しながら。

《感想》

この作品は、異世界転生と言う、ポピュラーで王道を行くジャンルで執筆されています。

異世界転生ものといえば作者の実力が露出することで有名な作品ですが、この作品は書店に並んでも良いレベルに達していると思います。

良くできたストーリーに謎の存在、「コヨーテ」。漂う濃密な世界感など、まさに自分のツボをつくないようの連発でした。且つ、物語の斬新さも忘れず、違った角度からの物語の見方や、読者に謎やストーリー等の考察を出してみろと言わんばかりの展開や構成には、ただただ驚かされるばかりです。私は異世界転生モノが好きで、よく読んでいますが今まで読んできた異世界転生モノの中で1番物語が深く、こんなにもたくさんの解釈が出来た作品はこれが初めてです。みなさんも新感覚の自ら読み解く異世界転生と言うジャンルを開拓しこの作品についての自分なりの解釈を出してみては如何でしょうか?

管理者のツイッター
バミトントン 管理者のツイキャス
バミトントン ツイキャスでは時に小説関係のお話を。時にくだらない羽目外しな企画を行っていきます。

プッシュ通知を

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です