おすすめweb小説紹介サイトラノプロ『俺と彼女の関係は設定上の姉弟なはず・・・――小説化になろう+カクヨム』

《作品タイトル》

俺と彼女の関係は設定上の姉弟なはず・・・

《作品情報》

作者“七乃瀬雪将

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あらすじ

岡村翔平はどこにでもいる普通の大学生。幼さの残る顔立ちに多少のコンプレックスを持ちながらも普通の大学生活を送っていた。
ある日、同じ大学に通う美人の先輩、花森翠から一目惚れされた!
「君、私の弟になって!」
「はい!?」
一目惚れは一目惚れでも、愛の告白じゃない!?突然の弟宣言に戸惑う翔平と姉になる気満々の翠。一歩踏み出せないことに悩みを持つ年下青年と明確な夢を持つ先輩美人女性。翔平と翠の周囲に勘違いされながらも、どこかおかしい姉弟関係が始まるのだった。

ジャンル

現実世界〔恋愛〕

キーワード

年の差 日常 ラブコメ HJ大賞2018 姉 現代 ブラコン 漫画 姉弟 大学生 ラノベ風 ライトノベル

掲載日  

2018年 01月22日 22時35分

《第一話特別掲載》

 

「ちょっと、ミドねえ、しっかりしてください!」

 

 ここは彼女、花森翠はなもりみどりさんの自室。そこで俺と彼女は普通に朝を迎えたはずだった。一人暮らしの女子大生の家に付き合ってもいない男が寝泊りしてしまったことが普通と言われると、それはそれでどうかとも思うけど、とにかく、俺と彼女は普通に朝の挨拶をし、普通に会話をしていたつもりだった。

 だが、現在の部屋の様子はどう見ても普通とは言い難い。床には大量の血。大きなリボンを後ろに付けた、茶髪の女性の頭を俺のひざで支えている。彼女の口には生々しい吐血のあとが残されている。

「私は……もう、ダメみたい……」

「馬鹿なこと言わないでくださいよ! こんな死に方、あまりにも馬鹿げています!」

「弟の手に抱かれて死にゆくのであれば……私は満足……だわ」

 ミド姉は手をピクピクさせながら、俺の方に手をやる。

「最後にもう一度、『お姉ちゃん』って呼んでもらっていいかしら?」

 最後の力を振り絞るように、力ない右手を俺の方に差し出す。俺は、そんな彼女に大声で応じた。

「だから、呼ばないって言ってるでしょ! それが原因で死にかけているんですから!」

「そんなーーー! 呼んでよーーー!! 私、お姉ちゃんでしょ!」

 さっきまでの重苦しい空気とは一変、駄々をこね出す自称『姉』。子供か!

しょうちゃんに『お姉ちゃん』って呼ばれたいの! ねぇ、翔ちゃん!」

「うわ、ちょっと! 血まみれの状態でこっちに抱きつかないでくださいよ! 僕に血がつくじゃないですか! あと、色々当たっていますから!」

「恥ずかしがる翔ちゃん、可愛い! 顔赤くしてる! ハァハァ……。あ、やばい、鼻血出る」

「うわぁぁぁぁぁーーーー! これ以上血を出したらマジで死にますよ! とりあえず離れてくださいぃぃぃ!」

 これが俺、岡村翔平おかむらしょうへいの姉。

 ただし、姉と言っても、本当の姉ではない。義姉弟というわけでもない。正真正銘、一週間前まで赤の他人だった、同じ大学に通う年上の先輩だ。

 どうしてこんなことになってしまったかと言うと、端的に言えば俺の不用意な発言のせいだ。だが正直、俺が悪いのかと問われれば、首をう~んとかしげてしまう。

 きっかけは大学三年になった初日、四月一日。自分の不甲斐なさに悩んでいたあの時だった。

 全てはあの一言から始まった。

「君、私の弟になって!」

《感想》

この小説、最高に面白いっす。やばいっすね。2018年に入ってから小説投稿を始めたとはとても思えない技量です。内容、文章能力ともに小説家になろう上位なのではないでしょうか。
異世界転生が主流でそれ以外はもはや蚊帳の外状態のなろう業界でなぜラブコメを書き始めたのかわかりませんが、正直自分は現実世界が舞台のラブコメが大好きですので、至福の時を味わうことができました。
この作家様には本当、未来しか感じられませんので皆さんぜひとも読んでみてください。てか読んでください。特に日常ラブコメ物が好きなあなた! 将来流行していても自分は知りませんよ(笑)

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