まだまだ伸びるな(確信)『俺は異世界を救って就職してやる!』

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《作品タイトル》

俺は異世界を救って就職してやる!

《作品情報》

作者“ぐみ”

 

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あらすじ

根暗で短気な16歳「王子 路美尾(おうじ ろみお)」は、自分の名前を心から嫌っていた。
両親が遊び半分でつけた名前のせいで、中学時代は他人から笑われ、けなされ、いじめられていた。
ある日、いつものようにハローワーク前の公園で、ロミオと同じハローワーク常連「桜木 もみじ」と、無駄な意味のない会話をしていたときのことだ。昨日までなかったはずの大きな水場が、公園のど真ん中に出現していた・・・。

寝るたび異世界と現実世界が入れ変わる謎状況の中で、ロミオは異世界で「ジュリ」と出会う。
ジュリと出会い、すべてを嫌うロミオの心境は大きく変わっていく・・・。
ロミオは顔がそっくりな「魔王」と呼ばれる少年から世界を救い、無事就職することはできるのか・・・!?

ジャンル

異世界〔恋愛〕

キーワード

異世界転移  男主人公 異世界 現実世界 就職 宝石 ネット小説大賞七感想 二重人格

掲載日  

2018年 03月12日 13時26分

《第一話特別掲載》  

彼女は言う―。

誰かの役に立つ強さがほしいと。

彼は言う―。

あの子に会うためならなんでもすると。

彼女は言う―。

いつか自分の気持ちを伝えたいと。

彼は言う―。

誰かを、自分を、好きになりたい・・・と。

ドクン。ドクン。ドクン。ドクン。

張り裂けそうな心臓の音を、深呼吸でなんとか沈めながら、俺は真横の椅子に腰かける。その目線の先は、見下すような鋭い目つきがまっすぐ俺を見つめている。

「名前を教えてください」

今月で何回目の面接であろうか。自分の名を口にするのは何度目であろうか。

口にするのも嫌になるほど、大嫌いな名前だ。俺がこんな名前でなければ、俺はもっと、明るい未来を送っていたはずだ。

言いたくない。言いたくない。

だが、ここで名前を言わずにためらっていては、当然のごとくすとーんとおとされるであろう。

「お、王子路美尾です」

おうじ、ろみお。

こんなふざけた名前のせいだ。

俺がまわりからいじめられる日々を送っていたのも、俺が中卒で学校をやめてしまったのも、俺がなかなか就職できないのも。改名したい。今すぐ改名したい。それができないなら俺の名前に合う顔になりたい。俺の名前に合う世界に行きたい。

王子という柄じゃないし、ロミオのように恋人もいないどころか、俺は女子も男子も自分も、人間はすべて大嫌いだ。

こんなふざけた名前にした両親、ふざけた名前を笑ってからかう、女子男子。人間のクズ共。そんなこと思ってる俺だって、俺が嫌いだ。俺は俺がクズだと思う。全部名前のせいにして、こうしてわけわからない会社の椅子に座っている。わけがわからないまま、こんなふざけた名前を口にしている。

全国の王子さん、ろみおさん、ごめんなさい。でも俺はとにかくこの名前が大嫌いなんだ。仕方がないことなんだ。

「・・・・・・聞こえてますか? 王子さん。自己アピールをお願いします」

ほうら。ほらほらほら。

みんな俺を見下した目で馬鹿にする。王子みたいな顔してないのに、みんな俺を王子、王子と、ばかにしたように言う。

この気持ち悪さを、誰も理解しやしない。

「その名字を言うなっ!」

・・・・・・あ。

 鋭い目つきがさらに鋭くなり、今にも噴火しそうな面接官は、ごほん。と咳払いをする。いつもこうだ。短気で根暗な俺はいつもこうやって失敗する。

もう終わりだ。どうせ終わってしまうのならストレスを全部吐き出して、この場からお去らばしよう。

「俺は自分の名前が、顔が、性格が、女子が、男子が、親が、親戚が、町が、国が、世界が、全部、全部が嫌いだ!」

――バタン。

大きなドアの音が、今日も見事に建物中に響いていた。

《感想》

まずは率直な感想を――すごくおもしろかったです!

思わず小説家になろうのページにもちょっとした感想を乗せてしまいました(笑)

この小説の面白い――すごいところは、そのオリジナリティの豊富さにあります。

作品全体としての方向性がまさに神がかっていますね(笑)

オリジナリティと言ってもまったく前例がないような変化球ではなく、程よい具合のオリジナリティで自分が一番の理想としている「テンプレ+α」を実現しているような気がしました。まぁこの辺は人それぞれ別の感想を抱くと思うので、なんとも言えない感がありますね(笑)

まだまだ途中までしか読めていないので、ネタバレを避けた詳細コメントはあまりできないのですが、とにかく面白いんです(語彙力)

小説のルールを守れていないというかなり大きな欠点がありますが、それでも自分がべた褒めしている時点で相当な小説だと思ってください。

ぜひともいろいろと修正して、小説家になろうランキング上位……どころか書籍化を狙ってほしいものです。いや割と本気で。

ぶっちゃけファンタジーがあまり好きじゃないという方でも十分すぎるほどお勧めできる作品です。ファンタジーな世界観でも若干現実と絡んでくる部分や恋愛要素が強めであるところを考えてみるとターゲット層もかなり広めになるんじゃないでしょうか。
ただ自分的に読んでいて、前後のつながりがわかりにくい部分がありました。
これはおそらく小説を書き続けていればいつか消えるものだと思いますが、現状ではそこのところが少し気になりましたね。

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